協働ロボvs産業用ロボ パレタイズ編

物流の人手不足問題により、商品の発送準備や積み下ろしの効率化が重要になっています。今回はこれから自動化を検討される方に向けて、代表的な2つの方法(協働ロボットと産業用ロボット)を比較して解説します。

協働ロボットとは?

協働ロボットは、人間と安全に協力して作業を行うことができるロボットです。安全柵が不要であり、スペースの限られた環境でも導入しやすいという利点があります。

協働ロボットの特徴

  • 省スペース
    • 安全柵が不要なため、スペースに余裕がない事業所様でもご検討いただけます。設置や配置換えが簡単なのもポイントです。
  • 簡単プログラム
    • 箱の種類、パレットへの積み方などが多い場合や、頻繁に追加変更がある場合でも、簡単に対応することが可能です。

産業用ロボットとは?

産業用ロボットは、高い重量物を高速でハンドリングする能力を持つロボットです。高可搬性とハイスピードでの作業が可能で、重い荷物の取り扱いに適しています。

産業用ロボットの特徴

  • 高可搬
    • 25kg程度までしか搬送できない協働ロボットと比べ、200kg等、重量物のハンドリングが可能です。
  • ハイスピード
    • 安全柵が必須である代わりに、非常に高速にパレタイズ作業を行うことが可能です。

比較と選択ポイント

スペースに余裕がない場合や品種が多い場合

協働ロボットが有効です。適切にリスクアセスメントを実施すれば安全柵無しで運用できることから、より少ないスペースで運用が可能です。

また、品種の追加にも柔軟に対応が可能です。

重量物のパレタイジングや高速動作が求められる場合

産業用ロボットが有効です。決まった作業を高速で行いたい場合や搬送物の重量が30キロを超える場合でも対応が可能です。

結論と次のステップ

どちらのロボットを選ぶかは、具体的なニーズや作業環境によります。協働ロボットは省スペースでの柔軟な対応が可能ですが、産業用ロボットは高重量物の高速処理に優れています。

弊社では基本的な構成をパッケージ化することにより、完全オーダーメイドの場合に比べて比較的安価でのソリューション提案が可能です。

ご検討中の要件に合わせたご提案をさせていただきます。見積・相談は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。